30代前半の変化
2018.05.01

大人ニキビの原因は乾燥?30代前半女性のための保湿対策とスキンケア

若いころにはなかったニキビが、30代になってからできることがあります。乾燥するのになぜニキビができる理由には、20~30代にかけて分泌がピークになる「女性ホルモン」が関与しているケースがあります。女性ホルモンと肌の関係や、大人ニキビをつくらないために大切なスキンケア、保湿対策について解説します。

肌を気にする30代女性

あごやフェイスラインにポツポツでき、治ってもくり返しやすいニキビは悩ましいものですよね。皮脂の過剰分泌によっておこる思春期ニキビとは違い、大人のニキビは乾燥が原因になっているケースがあります。30代から肌が乾燥してくる原因とその対策を知って、みずみずしくなめらかな美肌をはぐくみましょう。

30代前半までがピーク!女性ホルモンと肌の関係

女性の身体は、2つの女性ホルモンによってコントロールされています。女性らしい身体をつくったり、生理を起こしたり、妊娠・出産のためにも重要な役割があります。女性ホルモンは身体だけでなく、肌の美しさにも大きく影響。2つの女性ホルモンの特徴についてご紹介します。

肌トラブルをもたらすプロゲステロン(黄体ホルモン)

皮脂の分泌を増やし、ニキビやシミの原因になるホルモン。生理前に分泌量が増えるため、肌あれやニキビなどのトラブルが現れやすくなります。生理前になるとイライラしたり、むくみやすくなったりするのも、プロゲステロンの影響です。

美肌と深くかかわるエストロゲン(卵胞ホルモン)

生理周期を保ち、妊娠に向けた身体をつくるために働くホルモン。思春期から分泌量が増え、20代~30代前半にかけてピークを迎えます。

エストロゲンには肌をみずみずしくうるおしたり、ハリや弾力の源となるコラーゲンを増やしたりする作用もあり、別名「美肌ホルモン」ともいわれるほど。そのため20~30代前半は、肌の美しさもピークになります。

一般的に30代後半からゆるやかに減少し始め、肌が乾燥するようになります。閉経前後になると急激に減少するため、シワやたるみなどを引き起こします。

ホルモンバランスの乱れで肌が乾燥する

美肌ホルモン「エストロゲン」のピークである30代前半は、本来ならうるおいに満ちあふれ、肌トラブルとは無縁のはず。それなのに30代になってから乾燥したり、乾燥するのにニキビができたりするのは、女性ホルモンのバランスの乱れが影響しています。

30代前半の女性は、仕事や家事・育児などで何かと忙しいもの。

  • 不規則な生活
  • 睡眠不足
  • 運動不足
  • ストレス
  • 食生活の乱れ

などが起こりがちです。これらはすべて、女性ホルモンのバランスを乱す要因になります。

大人ニキビの原因は乾燥?

ニキビの原因といえば皮脂の過剰分泌だと思いがちですよね。しかし大人になってニキビができる背景には乾燥があります。乾燥によってニキビができるメカニズムを解説します。

大人ニキビができるメカニズム

皮膚のいちばん上にある表皮は、角層と角層以下の層に分けられます。うるおいのある角層は約20~30%の水分を含み、細胞と細胞の間をセラミドなどの細胞間脂質が満たしている状態。これによって、ちり・ほこりなどの異物をはね返す「バリア機能」が働いています。

しかし女性ホルモンのバランスが乱れるなど、なんらかの原因で水分やセラミドが減少すると、角層のバリア機能が低下。肌内部を守るために角層が厚くなる「角質肥厚」を起こします。

厚くなった角層が毛穴の出口をふさぐと、毛穴の中に皮脂がたまり、ニキビの原因菌(アクネ菌)が繁殖。乾燥しているのにニキビができるのはこのためです。

大人ニキビの予防には保湿が大切!

ニキビができると皮脂を落とそうとして、洗顔の回数を増やしたり時間をかけすぎたりしていませんか?過剰な洗顔は角層にダメージを与え、肌を乾燥させる原因になります。大人ニキビの背景にあるのは乾燥。何よりも重視したいスキンケアは、うるおいを保つための保湿ケアです。

乾燥によって起こるその他の肌トラブル

肌が乾燥すると、大人ニキビ以外にもさまざまなトラブルが現れます。とくに30代前半になると、頬の毛穴が目立ったり、くすみを感じたりするようになります。

毛穴の目立ち

うるおいのある肌はキメが細かく、キメの一つ一つがたっぷりと水分を含んでハリがあります。しかし肌が乾燥するとキメが粗くなり、しぼんだ状態に。キメの間に隠れていた毛穴が目立ってしまいます。

くすみ

乾燥によって角層のバリア機能が低下すると、角質肥厚を起こします。もともと角質細胞は黒みを帯びているため、積み重なると灰色っぽくなり、くすんだ印象を与えます。

保湿重視!30代の肌の乾燥を予防するスキンケア

大人ニキビをはじめとする乾燥が原因の肌トラブルは、スキンケアでしっかりと保湿することによって予防できます。保湿とは何か、ここできちんとおさらいしましょう。

化粧水だけで保湿はできない

「肌の水分が減少するから乾燥する」と聞くと、化粧水で水分をたっぷり与えればいいと思いがちですよね。しかし化粧水の構成成分は、その名の通り「水」が主体です。水は時間とともに蒸発していくもの。どんなに化粧水をたっぷりつけても、それだけでスキンケアを終了したらすぐに乾燥してしまいます。

保湿とは水分を与えることではなく、角層内部の「水分を保持」すること。そのために必要なのが保湿成分です。化粧水で硬くなった角層をやわらげ、キメを整えた後は、保湿成分が豊富に含まれたジェルや美容液、乳液なので水分を閉じ込めましょう。

肌を保湿するおすすめの成分

スキンケアで保湿をするなら、保湿力の高い成分が配合されたものを選びたいですよね。代表的な保湿成分としては、セラミドやヒアルロン酸、コラーゲンなどがあげられます。しかしその配合量は、各化粧品によってさまざま。これらが配合されているからといって、すべての肌に合うとは限りません。

スキンケアでは「トラブルが起こらず、心地よく使い続けられるもの」を選ぶことも重要。自分に合った保湿化粧品を探すためには、トライアルセットやサンプルを使ってみたり、化粧品カウンターで試してみたりすることをおすすめします。

使用直後だけではなく、午後・夕方・メイクを落とす前などの肌状態を、見て・触れてしっかりチェックしましょう。

30代前半の肌悩み別スキンケア

美肌を保つ保湿ケアを基本に、大人ニキビや角質によるくすみを防ぐスキンケアを取り入れていきましょう。

大人ニキビがあるときは油分を控える

ニキビの原因となるアクネ菌は、油分をエサに繁殖します。そのためニキビができている人、できやすい人は油分を多く含む乳液やクリームの使用を控えてください。かといって化粧水だけでスキンケアを終えるのは厳禁。油分の少ない保湿美容液やジェルなどがおすすめです。

くすみの原因となる余分な角質は取り除く

乾燥によって厚くなってしまった角層をそのままにしていると、ターンオーバー(細胞の生まれ変わり)の乱れにつながります。ターンオーバーが乱れると水分やセラミドがつくられにくくなるうえ、古い角質が排出されにくくなる悪循環に。

厚く硬くなった角層をやわらげて落としやすくする、AHA(フルーツ酸)や酵素を配合した洗顔料での洗顔がおすすめです。ただしやりすぎると肌を乾燥させてしまうため、説明書をよく読んで使用頻度を守りましょう。

女性ホルモンのバランスを整え乾燥を防ぐ生活習慣

女性ホルモンのバランスの乱れは、生活習慣が大きく影響します。仕事に家事に忙しい30代前半の女性は、すべてを改善するのは難しいかもしれませんが、できることから整えていきましょう。

十分な睡眠で肌に休息を

夜更かしが続くと肌の調子が悪くなるだけでなく、体もだるくなりますよね。それは睡眠中に成長ホルモンの分泌が増え、肌や身体の修復が行われるためです。

なるべく6時間の睡眠を確保したいところですが、難しい場合には「ぐっすり深く眠る」ことを心がけてください。寝る直前に食事をとると、消化活動によって寝つきが悪くなるため、寝る2~3時間前には食事をすませましょう。その他、質のいい睡眠をとるためには以下のポイントがあげられます。

  • 寝る前は脳を興奮させるスマホやパソコンの使用を控える
  • 寝る2時間ぐらい前から部屋の照明を落としておく
  • ベッドカバーやシーツ、パジャマ類は、肌ざわりがよいものを選んで清潔さを保つ
  • 眠気を誘うラベンダー、カモミール、マンダリンなどのアロマオイルを焚く

また毎日寝る時刻が異なると、体内時計が乱れ成長ホルモンの分泌に影響を与えます。就寝時刻を一定させる心がけも大切です。

十分な栄養をバランスよくとる

美しい肌やすこやかな身体を維持するためには、さまざまな栄養素を偏りなくとることが基本です。そのうえで、肌の悩みに効果的な栄養素を積極的にとっていきましょう。

大人ニキビを防ぐビタミンB1、B2
ビタミンB1、B2は皮脂の分泌抑制が期待できます。豚肉や鶏レバー、納豆、ブロッコリー、生しいたけ、まいたけ、ピーナッツなどに多く含まれています。
乾燥を防ぎうるおいを保つビタミンA、ビタミンC
ビタミンAは肌や粘膜を丈夫にするはたらきがあり、ニンジンやかぼちゃ、小松菜、ほうれんそう、トマトなどの緑黄色野菜に多く含まれています。肌のうるおいを保つビタミンCを多く含む、赤パプリカやカリフラワー、ジャガイモ、キウイ、いちご、柿などもおすすめです。
肌をつくる材料になるタンパク質
肌にいいビタミン類を積極的にとっても、肌の材料となるタンパク質が不足していては意味がありません。ダイエット中だとしても、まったくとらないのはNG。タンパク質は肉や魚、卵、納豆、乳製品などに多く含まれます。肉や魚なら1食につき50~60gを目安に食べましょう。

まとめ

30代前半の女性の肌は、女性ホルモンの分泌量がピーク。しかし不規則な生活習慣などでホルモンバランスが乱れ、乾燥してしまうことがあります。生活習慣を一度にすべて変えるのは難しいもの。まずはしっかりと肌を保湿するスキンケアを重視しましょう。女性ホルモンが減少し始める30代後半から、乾燥を悪化させないためにも、今のうちにうるおいのある肌へと整えておくことが大切です。

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